もう手間いらず。家計簿3日坊主の私でも“自動で整う”家計管理|マネーフォワードME有料版レビュー

「節約する為の家計簿アプリに課金するのはもったいない?」そんな先入観を持っていた私ですが、今では有料プランを活用し“家計管理は半自動化”しています。マネーフォワードMEの有料版は、導入や初期設定さえ整えて仕組み化すれば、あとはほぼ放置で家計を見える化してくれる、まさに家計管理の自動運転ツール。この記事では私がマネーフォワードME有料版を使用するまでの経緯、実践と失敗談、有料版使用のメリットについてお伝えします。

目次

老後2000万円問題が私の転機に

当時の私は、家計管理どころか“将来のお金”に真剣に向き合ったことすらありませんでした。毎月の給料をなんとなく使い切るいわゆる自転車操業状態。
ところが、妻の妊娠をきっかけに将来に対する漠然とした不安が芽生えます。そんなタイミングで目にしたのが、「老後2000万円問題」。国が発表したデータによると、年金だけでは足りず老後に約2000万円不足するというセンセーショナルなニュースでした。
それは、これから家族を養っていく立場になる私にとって「何とかしなくては」と本気で思わせる大きな出来事でした。

とはいえ、この2000万円という数字もあくまでも平均の話。我が家にとって必要な老後資金は、今の支出を見える化して逆算するしかないという事実に気づき、私は家計簿を始めることを決意しました。

老後2,000万円問題とは

  • 2017年の総務省「家計調査報告(家計収支編)」が発端
  • 夫が65歳以上、妻が60歳以上の夫婦のみの無職世帯の月々の収入と支出の差額が約5万5,000円と算出
  • 5.5万円 × 12ヶ月 × 30年間 = 約1980万円
  • 2020年代にはコロナの影響で一時的に改善したが、2024年には通常水準へ

家計簿とは“敵と味方”を知るツール

孫子の兵法にある「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(あやうからず)」という言葉は、戦いにおいて敵と味方の両方を理解することの大切さを説いています。
これを家計に置き換えるなら、“敵”は家計の総支出、“味方”は自分が何にお金を使っているか。
つまり、家計管理とは「自分のお金の使い方」と「暮らしにかかるコスト」を知ることだと気づいたのです。その情報を効率よく把握するために家計簿がある。そう理解した瞬間でした。

アナログ家計簿の限界と葛藤

そこでいくつか家計簿アプリに触れてみましたが、無料版だと痒いところに手が届かないアプリばかり。だからと言って節約のためにアプリに課金することに心理的な抵抗があり、「出足からコストがかかるなんて本末転倒では?」と葛藤していました。

初めは「お金をかけずにやってみよう」と、口座残高や各種請求額をスプレッドシートに手入力するアナログ家計簿をスタート。毎月給料日や引き落とし日前後に、1時間近くを費やしてレシートや明細とにらめっこしていました。

  • レシートの保管・手入力がストレス
  • 何に使ったか思い出せない支出
  • 時間をかけた割に分かるのは口座の残高とざっくりした支出のみ

“家計管理してる感”はあるものの、本当に家計が改善されているのか?という違和感は拭えませんでした。総資産も不透明、支出のムダも見えない。そんな限界を感じていたのです。

支出カテゴリの分類に迷う方へ。ドラッグストアで買ったコーヒー、洗剤、軽食──全部“食費”?と悩んだ私が、マネーフォワードMEでの分類をどう整理したかを紹介しています。

課金の決断。家計管理の自動化

「将来の資産形成のために家計簿をつけているのに、アプリに課金するのは矛盾じゃないか?」
そう思っていた私ですが、ある時“自分の時間もタダではない”という当たり前の事実に気づきました。

悩んだ末に選んだのは、マネーフォワードMEのスタンダードコース(年額5,300円)。以下のような生活に関わる口座情報を一気に連携しました。

  • 住信SBIネット銀行(メインバンク)
  • 地銀(妻の給与口座)
  • 三井住友NLゴールドカード・エポスゴールドカード
  • 夫婦それぞれの証券口座
  • iDeCo
  • Amazon

連携と初期設定を終えると、これまで時間をかけて確認していた明細や残高が一括で表示。クレカの利用店舗・金額・カテゴリまで自動分類され、手間が一気に軽減されました。

仕組み化すれば、家計管理は回り出す

出入金履歴の読み込み、口座の更新、支出の分類──これらをマネーフォワードMEに任せることで、私は“無駄の洗い出し”にだけ集中できるようになりました。

明細確認に1時間かかっていた作業が、わずか数分で完結。手動修正したカテゴリも次回からは自動反映され、自分に最適化された家計簿へと育っていきます。

さらに、銀行・証券口座を連携することで総資産の推移がグラフで見える化され、右肩上がりのラインを見て「もっと改善したい」と思えるようになりました。

満足度の高い支出はそのままに、満足度の低い支出を徹底的に見直す。マネーフォワードMEは、それを仕組み化で支える心強い味方です。

さらに一歩進めて、家計簿アプリを“自分仕様”にカスタマイズしたい方へ。我が家が5カテゴリに分類して家計管理を効率化した実践例をご紹介しています。

まとめ|「なんとなく不安」で止まっているのは、もったいない

この記事のまとめ
  • 老後2000万円問題は、将来設計を見直す大きなきっかけになる
  • アナログ家計簿は手間と時間がかかり、継続が難しい
  • マネーフォワードME有料版なら、初期設定だけで“自動管理”が可能に
  • グラフで総資産が見える化されることで、家計改善のモチベも高まる
  • 「自分の時間に課金する」感覚が、未来の安心を生む
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この記事を書いた人

共働き家計アドバイザー/仕組み化ブロガー。
北海道で1児の父として、暮らしとお金を整える実践を発信中。
固定費の見直しや保険整理、NISAなど“ムリなく続く家計管理”がテーマ。

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