この記事では、筆者が選んだ3枚のクレジットカードについて、使い分けの工夫と整理の考え方を紹介します。 「減らす」よりも「役割を明確にして整える」ことで、クレカ管理のストレスを減らし、家計を見える化するヒントを得ることができます。
なぜ3枚体制にしたのか?|家計に最適な構成を考える
筆者は現在3枚のクレジットカードを保有しており、それぞれに以下のような明確な役割を持たせて使い分けています。
- 三井住友カード ゴールド(NL):日常使いから公共料金まで集約したメインカード
- Amazon Prime Mastercard:Amazon利用時限定の専用カード
- エポスゴールドカード:不正利用やトラブル時のバックアップカード(普段は使用しない)
この3枚に役割を分けたことで、日々の生活費からネットショッピング、カードトラブル時の対応まで、用途に応じた使い分けができるようになりました。
「とにかく減らす」ではなく、役割を持たせて選び抜くという考え方に切り替えたことで、支出の流れも整理され、家計管理のストレスもぐっと軽くなったと感じています。
三井住友ゴールドをメインに選んだ理由
筆者がメインカードとして三井住友カード ゴールド(NL)を選んだのには、明確な理由があります。
- SBI証券のクレカ積立に対応しており、投資信託の購入でVポイントが貯まる
- 年間100万円以上の利用で、翌年以降の年会費が永年無料になるため、固定コストを気にせず使い続けられる
- 年間100万円利用で付与される10,000ポイントにより、実質の還元率は最大1.5%に達する
- ナンバーレス設計でセキュリティ性が高く、限度額も高めのため、安心して日常使いできる
日常的な買い物や外食、公共料金の支払いまで、ほぼすべての決済をこの1枚に集約することで、 支出の流れがひと目で把握できるようになり、家計簿アプリとの連携や月々の管理もずっと簡単になりました。 その結果、支出の最適化にも自然とつながっていると感じています。
Amazon専用カードを持つ理由|高還元と生活特化
筆者は、Amazon Prime Mastercardを「Amazonでの買い物専用カード」として運用しています。
我が家では、日用品や育児用品、生活家電などをAmazonで購入する機会が多く、 通常時でも2%、セール時には最大3%のポイント還元が得られるこのカードは非常に効率的です。 ただし、用途はあくまでAmazon決済に限定。日常的に持ち歩くことはなく、物理カードは自宅保管しています。
また、マネーフォワードMEと連携することで、明細は自動で反映され、不正利用への早期気づきや支出記録の抜けも防げるようになりました。
このように、使い道を明確に絞ることで、無駄のない高還元を得ながら、家計管理の手間も増やさない── Amazonに特化した“専用カード”という立ち位置で、今ではなくてはならない1枚になっています。
エポスゴールドを非常用として保有する理由
筆者はエポスゴールドカードを、ふだんの決済には使わない「非常用のバックアップカード」として保有しています。
たとえば、メインカードが不正利用や磁気不良などで一時的に使えなくなった場合でも、即座に切り替えて支払いが継続できるという安心感があります。 日常的に使っていないからこそ、予備としての役割に特化させやすいカードです。
また、エポスゴールドは年会費が発生するカードではありますが、年間50万円以上の利用で翌年以降は永年無料になります(筆者は達成済)。 このハードルの低さも、ゴールドカードとしては魅力的なポイントです。
- ポイントは有効期限なしで、Amazonギフト券などに等価交換が可能
- 専用アプリが直感的で使いやすく、いざという時にもすぐ対応できる
- 家族を招待してファミリーゴールドとして共有することも可能
普段は使わなくても、いざというときに安心して頼れる存在として、筆者はこのカードを持ち続けています。
まとめ|この3枚に整理して得られたこと
クレジットカードを「三井住友ゴールド」「Amazon専用」「エポスゴールド」の3枚に整理したことで、家計管理が格段にラクになりました。
- メインの三井住友ゴールドに生活費を集約し、支出の全体像が見えやすくなった
- Amazon専用カードで高還元を維持しながら、用途を限定して管理をシンプルに保てた
- エポスゴールドを非常用として確保することで、トラブル時にも安心できる仕組みができた
クレジットカードを選び直し、不要なカードを解約して役割ごとに使い分けたことで、 不正利用や紛失時のリスクを最小限に抑えながら、家計全体を守る力も高まりました。
さらに、それぞれのカードに明確な目的を持たせたことで、決済時に迷うことがなくなり、 家計簿アプリとの連携もシンプルに。 この変化は、家計を“見える化”し、支出最適化の第一歩となる実感を与えてくれました。
放置しているカードこそ、家計にとって見えないリスクかもしれません。
この機会に、あなたのカードも少し見直してみませんか?
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