家計を見直す上で「固定費の削減」は最も効果の出やすいアクションです。とはいえ、安さだけで選んでしまうと、意外な落とし穴にハマることもあります。
この記事では、我が家が実践した通信費見直しのプロセスを振り返りながら、節約で失敗しないための選び方を紹介します。
通信費の見直しは「仕組みで整える家計改善」の第一歩。シリーズを通して、あなたの家計に合う節約術を一緒に見つけていきましょう。
固定費見直しの転機となった“老後2000万円問題”
かつての我が家は、貯金ができない・使いすぎる・お金に無頓着の三拍子。そんな私たちが変わるきっかけとなったのが、ニュースで話題になった「老後2,000万円問題」でした。
これは2017年の総務省「家計調査報告(家計収支編)」を基に、老後夫婦の支出が月5.5万円不足し、30年で約2,000万円が必要になるという話。
漠然とした将来の不安が現実味を帯び、このままではマズいと本気で家計管理に向き合うようになりました。
0か100か思考で失敗した「意識だけの節約」
最初は家計簿をつけたり、変動費を削ってみたりしましたが、続いたのはせいぜい3日。
“節約=我慢”の極端な考え方では、生活満足度が下がって続かないことに気づきました。
そこで次に目を向けたのが固定費。手間はかかるけれど、一度見直せば効果が長く続くと知り、通信費の削減に踏み出しました。
我が家が見直した通信費①|スマホ契約
使い続けていたのは20年来のau。大手キャリア=安心という思い込みで月8,000円のプランを漫然と払っていました。
しかし使用ギガは月9GB以下。調べてみると、日本通信SIM「合理的みんなのプラン(10GB/1,390円)」がぴったり。通信速度の低下を感じる時間帯もありますが、生活に支障はなし。
結果、夫婦で月13,220円、年間約16万円の節約に成功。出先でのストレスよりも、家計のゆとりが勝りました。
我が家が見直した通信費②|光回線契約
次に取り組んだのが光回線。家電量販店のキャンペーンで契約した某大手回線は、月6,000円+不要なオプション付き。相見積もりの末、NURO光(マンションタイプ/月2,750円※当時)に乗り換え。
回線速度に不満なし、月3,250円の節約、年間約39,000円の効果を得ました。
通信費を見直す前に|よくある落とし穴とチェックリスト
- キャッシュバックの条件が複雑/実際に受け取れないことも
- 契約年数の縛り・解約違約金が隠れている
- 通信速度や品質が自分の用途に合っていない
- オプションが強制加入になっている
乗り換え前に自分の使い方・目的・解約条件を確認しましょう。
おすすめの通信プラン比較|迷ったらこの中から
スマホ:日本通信SIM(合理的みんなのプラン)
- ドコモ回線で通話・通信の品質◎
- 20GBプランで月額1,390円
- 110/119など緊急通報も対応
光回線:縛りなし・低価格の3社
- おてがる光(月額3,608円〜/IPv6永年無料)
- @スマート光(月額3,630円〜/事務手数料・工事費無料)
- マネーフォワード光(家計簿プレミアム機能つき)
それぞれ契約縛りがないため、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応可能です。
まとめ|通信費の見直しは、最初に取り組むべき固定費
- 通信費は、見直すだけで年数万円単位の節約が可能
- スマホ・光回線ともに「適正プラン」選びが鍵
- 契約の条件や落とし穴にも注意が必要
- 生活の質を落とさずに、家計にゆとりをつくれる
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