北海道・札幌の冬。毎日のように暖房を使うこの季節、少しでも光熱費を抑えたいと考える方は多いはず。
我が家も「エアコンとガスファンヒーター、どっちが安いの?」という疑問から、実際にランニングコストを比較してみました。
電気代の高騰や燃料費の変動が話題になる中で、「我が家の選択は合理的なのか?」と疑問を持つこと自体が、家計を見直す良いタイミングになります。
エアコンとガスファンヒーター、暖まり方の違い
まずは、それぞれの暖房方式と特徴を比較してみましょう。
項目 | エアコン | ガスファンヒーター |
---|---|---|
暖房方式 | 空気を循環し、室温全体を上げる | 高温風を吹き出し、局所的に暖める |
立ち上がり | やや遅い | 非常に速い(即暖性) |
設置 | 壁掛け・工事必要 | ガス栓と本体があればOK |
安全性 | 火を使わず安心 | やけど・一酸化炭素注意 |
また、エアコンは風が広がりやすく乾燥しやすいという一方で、ファンヒーターは直接暖気が当たるので体感温度は高くなります。
ただし、燃焼による湿度の上昇や換気の必要性もあるため、部屋の用途や使う時間帯に応じた使い分けも重要です。
札幌の冬はエアコンが不利?外気温と効率の関係
エアコンの暖房性能は外気温に大きく左右されます。
とくに寒冷地仕様でない場合、気温が氷点下になると効率(COP)が急激に落ちてしまいます。
外気温 | 推定COP | 1kWhの熱を得るコスト(電気代38.5円/kWh) |
---|---|---|
5℃ | 3.0 | 約12.8円 |
0℃ | 2.0 | 約19.3円 |
-5℃ | 1.3 | 約29.6円 |
-10℃ | 1.0 | 約38.5円 |
札幌の冬(12〜2月)の平均気温は-1.6℃〜-3.6℃。つまり、エアコンの効率が大きく落ちる気候なのです。
プロパンガスファンヒーターのコストは?
一方、ガスファンヒーターは外気温に左右されにくく、常に安定した熱量を供給できます。
我が家が契約しているハローガスの料金をもとに計算したところ、1m³あたり約399.7円(税込)で、1kWhあたりの実質単価は約15.9円/kWhでした。
この数字をエアコンと比較すると──
外気温 | エアコン(円/kWh) | ガス(円/kWh) | お得な方 |
---|---|---|---|
5℃ | 12.8 | 15.9 | エアコン |
0℃ | 19.3 | 15.9 | ガス |
-5℃ | 29.6 | 15.9 | ガス |
-10℃ | 38.5 | 15.9 | ガス |
わが家の結論:併用が現実的
我が家は、エアコン(AY-L40TD)とプロパンガスファンヒーターを併用しています。
室温が下がりやすい朝はファンヒーターで一気に暖め、日中はエアコン20℃設定で維持。
気温が高い日はエアコンだけで十分暖かく、3月以降は完全にエアコンに切り替えます。
また、子どもがいる家庭では「やけどのリスク」「触れても安全」といった観点でもエアコンのほうが安心です。
冬場に1日何時間も使うものだからこそ、コストだけでなく、快適性や安全性も大切にしたいところです。
なお、プロパンガスの料金は事業者によって大きく差があるため、都道府県別の適正価格シミュレータでチェックするのもおすすめです。
💡今回のまとめ
- エアコンは外気温が高い時に経済的、寒波時は効率が下がる
- ガスファンヒーターは安定した暖房力、特に真冬に強い
- 外気温に応じて併用することで快適さとコストのバランスが取れる
- 外気温3〜4℃以上ならエアコンの方が経済的に有利な場合が多い
- 「なんとなく」の運用から、「仕組みとデータ」で最適化を
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