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家計管理に無頓着だった我が家が、貯蓄率50%を目指すようになった理由

かつての我が家は、毎月の手取り20万円のうち、1万円も残らない月が当たり前でした。
家計に対して“なんとなく”で生きていた時期から、今では貯蓄率50%超・3人家族で夫の給与だけで暮らす生活へ。

そんな変化の裏にあった、「意識」と「行動」の転換点について、我が家の体験談をお話しします。

目次

気づけば「お金が残らない家計」になっていた

目の前のことしか考えられなかった20代

当時の我が家は、夫婦ともに年収400万円ほどの共働き。
結婚資金のような明確な目標があるときには頑張って貯金していましたが、長期的な備えについては無関心でした。

使いたいものには使う。
欲しいものがあれば買う。
そして、気づけば「ほぼ貯金ゼロ」という生活。

「まぁ、なんとかなるでしょ」と思っていた自分たちが、今となっては一番こわい存在でした。

変化のきっかけは「妊活」と「コロナ禍」

将来の不安に向き合う時間ができた

転機は、妊活とコロナ禍が重なったこと。

子どもを授かるかもしれない――
そう考えたとき、今までのような無計画な家計ではやっていけないかもしれないという不安が一気に押し寄せました。

加えて、時間に余裕ができたことで、日本や世界の社会情勢、年金制度などについて調べる時間も増えました。

「このままじゃ一生お金に縛られる」

私たちの世代に「定年退職」はあるのだろうか?

将来の生活を支えるはずの制度に対する信頼感が揺らぐなか、ふとよぎったのはこんな疑問でした。


  • 私たちの老後、年金は本当に機能する?

  • 賃金は上がらず、物価はじわじわと上がっている

  • 死ぬまで働き続けるしかないのでは?


「時間を切り売りしてお金を稼ぎ続ける」ことに疑問を持った私たちは、夫婦でじっくりと話し合い、“自分たちの暮らしを変えるための方針”を決めました。

最初の一歩は、「支出の見える化」

「収入を増やす前に、まずは“お金の流れ”を整えよう」

我が家が最初に着手したのは、“支出のコントロール”でした。

「いくら稼いでも使ってしまえば意味がない」
プロスポーツ選手や宝くじ当選者が破産するニュースを見るたびに、そう感じるようになりました。

収入の多さよりも、「どう使うか」が家計の未来を決める。
まずは穴だらけの家計という“コップ”を修繕する作業から始めました。

我が家の家計改革ステップ

【実践①】固定費を徹底的に見直す

最初に見直したのは、6つの「固定費」です。

    • 通信費(格安SIMへ)
    • 光熱費(料金プラン見直し)
    • 保険(不要な契約を解約)
    • 住宅費(家賃の見直しや引越しも視野に)
    • 税金(ふるさと納税や控除活用)
    • サブスク・年会費(使っていないものを整理)


この6項目を“必須かどうか”でゼロベースで再検討し、
まずは「手取りの80%以内で生活する」ことを目指しました。

【実践②】生活防衛資金を積み立てる

家計を整えるうえで、我が家がまず最初に取り組んだのが、生活防衛資金の確保でした。

当時の貯金額は、ほぼゼロ。
「将来が不安」と言いながらも、いざというときに使えるお金が手元にまったくないという状況は、思っていた以上に心細いものでした。

もちろん最初から何十万円も用意できるわけではありません。
でも、「まずは1ヶ月分の生活費」を目標に、少しずつ積み立てを始めました。

1ヶ月分 → 3ヶ月分 → 半年分 → 最終的には1年分まで到達。
このステップを踏んでいくなかで、だんだんとお金への“漠然とした不安”が薄れていきました。

「何かあっても、しばらくは暮らしていける」
そう思えるようになると、不思議と気持ちが軽くなり、心にゆとりが生まれるようになったのを感じます。

【実践③】家計簿アプリで自動化・見える化

固定費の管理はシンプルでしたが、変動費は手作業だと限界がありました。
家計簿をつけることが目的ではなく、「分析するため」に必要な情報が欲しかったのです。

そこで我が家は、有料の家計簿アプリを導入
最初は「課金してまで…」と抵抗がありましたが、今では年会費以上の節約効果を実感しています。

【実践④】積立投資で“貯める仕組み”をつくる

生活防衛資金が半年分たまったところで、夫婦それぞれ積立NISAをスタートしました。

  • 月33,333円ずつ(当時)

  • 給与からの自動積立設定

  • 浮いた支出はすべて“先取り投資”へ

「余ったら投資」ではなく「先に貯める」仕組みをつくることで、無理なく続けられました。

5年後、家計はこうなった

改革から5年後。
我が家の家計は、こうなりました。

  • 毎月の支出は夫の給与のみで完結

  • 妻の給与はすべて投資信託の積立に

  • 月3万円→10万円と積立金額も増加

  • ボーナスは家族旅行と資産形成へ

結果、貯蓄率は約50%に到達
お金に対する“管理”ではなく、“活かし方”に目が向くようになりました。

おわりに|家計を変えるのは「覚悟」じゃなく「仕組み」

我が家の家計は、特別な収入や節約術によって変わったわけではありません。
ただ、“現状を見える化し、仕組みを整えていった”だけです。

そして大事なのは、「今からでも遅くない」ということ。

お金に不安があるなら、それは変わるチャンスです。
一歩踏み出せば、人生はもっと自由になります。

このブログでは、我が家のような普通の共働き家庭が、お金に縛られず暮らすためのリアルな方法を、これからも発信していきます。

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