妊娠・出産という人生の大きな転機を迎え、私たち夫婦は「このままで大丈夫だろうか?」と漠然とした不安に包まれていました。将来の教育費、生活費、老後資金──考え始めるとキリがありません。けれど、何から始めたらいいのか分からず、家計簿をつけても続かず、節約も我慢の連続でストレスが溜まるばかりでした。
そんな中で私たちがまず手をつけたのが「通信費」。この記事では、大手キャリアから格安SIMへの乗り換えによって、どれだけの節約ができ、暮らしの満足度がどう変化したかを、リアルな実体験をもとにお伝えします。
通信費から見直した理由|“変えやすさ”と“即効性”
妊娠・出産をきっかけに、家計を根本から見直す必要性を感じました。特に育休中は収入が一時的に減るため、できるだけ早く・確実に支出を減らしたいという想いがありました。
通信費に注目した理由は、以下の3つです:
- 毎月かかる“固定費”である
- 契約変更だけで支出が即座に下がる
- 一度の手続きで効果が持続する
大手キャリアから格安SIMへ|我が家のビフォーアフター
私自身、初めての携帯電話以来ずっとauを使い続けていました。月々の料金は約8,000円。料金の高さを感じながらも、“3大キャリアが安心”という思い込みから乗り換えを先延ばしにしていたのです。
しかし、乗り換えを本格的に検討し、自分のスマホ利用状況を見直したところ、月のデータ使用量は最大でも8.9GB程度。必要以上に高いプランにお金を払っていたことに気付きました。そこで見つけたのが、日本通信SIMの「合理的みんなのプラン(10GB/1,390円)」です。
年間13万円の節約|数字で見るインパクト
スマホの料金を見直したことで、以下のような節約効果がありました。
契約 | 月額料金(2人分) | 年間コスト |
---|---|---|
au(旧プラン) | 16,000円 | 192,000円 |
日本通信SIM | 2,780円 | 33,360円 |
差額:年間158,640円の削減(約13万円強)
本当に困る?通信速度の実感と“オーバースペック”という罠
「通信速度が遅いんでしょ?」と不安に思っていた私ですが、実際に使ってみると体感で困ることはほとんどありませんでした。
私たちがスマホを使う用途は、LINE・Web検索・YouTube(標準画質)程度。高画質の動画をリアルタイムで見る機会もなく、必要であれば自宅Wi-Fiでダウンロードすれば事足ります。
つまり、「月に何GBも高速通信しない」「仕事でスマホを酷使しない」ならば、大手キャリアのプランはむしろ“オーバースペック”になっている人が多いのです。
“速さ”や“無制限”の安心感に毎月6,000円以上払っていることが、果たして合理的なのか──この問いが、多くの人にとって見直しのきっかけになるはずです。
格安SIMでも安心|日本通信SIMを選んだ決め手
日本通信SIMは、NTTドコモの回線を使用した格安SIMです。通話品質に不安があると思われがちですが、実際にはVoLTE対応によりクリアな通話が可能。全国エリアも広く、緊急通報(110・119)にも対応しています。
- 20GBで月額1,390円の圧倒的コストパフォーマンス
- 無料通話は【通話5分かけ放題】か【月70分無料通話】のどちらかを自分で選べる
- 料金体系がシンプルで長期的に安心
- 子ども向けフィルター機能で家族にも安心
- 通信・通話の品質が安定している
デメリットとしては、店舗サポートがないため、初期設定は自身で行う必要があります。ただし、オンラインガイドが充実しており、初めてでもスムーズに切り替えが可能です。
こんな人におすすめ|格安SIMが向いている人・向いていない人
- 月のデータ使用量が20GB以下の人
- 外出先での動画視聴が少ない人
- Wi-Fi環境を活用できている人
- サポートはオンラインで十分な人
向いていない人
- 昼間の混雑時間帯に速度低下が困る人
- スマホを仕事の主力に使っている人
- 対面サポートが必須の人
まとめ|スマホ代を見直すだけで、人生の余白が生まれる
- 通信費は“変えやすくて成果が出やすい”固定費
- 日本通信SIMなら月13,220円、年間16万円以上の節約が可能
- 生活満足度を落とさずに節約できる方法として優秀
- 格安SIMでも品質やエリアに不安はほとんどない
- 妊娠・出産などライフイベントの前後に見直すのがおすすめ
筆者について:
共働き看護師夫婦、1児の親。育休を機に本格的に家計を見直し、通信費・光熱費・保険の見直しで年間約20万円の固定費削減を実現。現在は住信SBIネット銀行 × 三井住友NLカードで家計を自動化中。ブログ「家計最適化ラボ」では、実体験に基づく“やってよかった節約術”を発信しています。
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