格安SIMに対する漠然とした不安・疑問を、「これならできそうかも」という前向きな気持ちに変えていきましょう。
「スマホ代を下げたい。でも格安SIMって、なんだか面倒そう…」
そう感じて立ち止まってしまう人は少なくありません。料金の安さには惹かれるけれど、実際に切り替えるには“安心材料”がもう少し欲しい。
この記事では、格安SIMに関する「よくある誤解と不安」を取り上げ、わかりやすく解説します。
通信費の見直しを迷っている人が、次の一歩を踏み出せるようになる内容です。
Q1. 格安SIMって通信速度が遅いって本当?
ただし、これは「常に遅い」「何もできない」という意味ではありません。
LINE、SNS、Web検索、地図アプリなどの日常的な使い方では大きな支障はありません。
YouTubeの高画質動画やアプリの重いダウンロードは、自宅のWi-Fi環境を使えば解決可能。
格安SIM=常にストレス、というのは誤解です。
Q2. 通話料が高くなって、結局割高になるのでは?
ラボでオススメする日本通信SIMの合理的みんなのプランでは「通話5分かけ放題」か「月70分無料通話」のいずれかを選べます。
また、LINEやZoomなどを活用する人にとっては、従来型の通話自体の使用頻度が少ないため、通話代はむしろ下がるケースが大半です。
因みに格安SIMの音声通話は、アプリ経由で発信する「プレフィックス通話」が主流です。これは通話料を半額に抑える仕組みであり、無料分を超過した場合でも安価に利用できます。
Q3. キャリアメールが使えない?
ただし、現在は多くの人がGmailやYahoo!メールを利用しており、ほとんどのサービスでフリーメールアドレスが登録可能です。
メールアドレスの変更手続きが多少面倒でも、その先に毎月数千円の節約が待っていると考えれば、十分に価値ある一手と言えます。
Q4. 乗り換え手続きが複雑そうで不安…
最近のサービスは初期設定マニュアルや動画解説が充実しており、ネットで買い物ができる人なら十分対応可能です。
また、eSIM対応機種なら物理SIMの差し替えすら不要。オンラインで即日開通も可能です。
スマホにあらかじめ組み込まれている「デジタル版のSIMカード」のことです。
お店でカードを差し替えなくても、家にいながらネットだけで回線契約や乗り換えができます。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)に関する情報はこちらの記事をご参照ください。
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Q5. 違約金がもったいないから更新月まで待ったほうがいい?
現在の通信業界では、解約違約金の制度が大きく変化しています。
2025年4月時点で、違約金が発生するのは一部のキャリアに限られます。
- ドコモ:2025年3月1日以降の新規契約で、1年以内に解約した場合は1,100円(税込)の契約解除料が発生
- 楽天モバイル:2025年4月1日以降の新規契約で、1年以内の解約時に最大1,078円(税込)の手数料が発生
- au・ソフトバンク:現行プランでは違約金なし。ただし旧プランでは条件により発生する場合あり
- 格安SIM:基本的に解約違約金はなし
つまり、ほとんどのケースでは“今すぐ乗り換えてた方がメリットは大きい”というのが実情です。
仮に1,000円前後の違約金がかかったとしても、格安SIMで月5,000円前後の通信費が削減できれば、1ヶ月以内に回収可能。
多くの人にとって待つより“動いたほうが得”になると言えます。
Q6. 今のスマホはそのまま使えるの?
大手キャリアで購入したスマホは、原則としてSIMロック解除(無料)すればそのまま利用可能です。
2021年10月以降に販売されたスマホはSIMフリー端末が原則化されており、別途手続き不要で乗り換え可能なケースも増えています。
不安な場合は、乗り換え先の格安SIM公式サイトで「動作確認済み端末一覧」をチェックしてみましょう。
Q7. サポートがないと、トラブル時に困るのでは?
むしろ、大手キャリアのように店舗で長時間待たされることなく、スピーディに対応してもらえるケースも多いです。
また、よくある質問のほとんどは公式ページの「FAQ」や「設定ガイド」で解決できるよう設計されています。
まとめ|「わからない」を「できそう」に変えるために
- 通信費は「一度見直すだけ」で効果が長続きする支出です。
- 格安SIMなら月1,000円台に抑えることも可能です。
- eSIM対応端末ならさらに手続きもスムーズに進められます。
- 乗り換えの際は通信品質と料金プランをよく比較しましょう。
- まずは「今の通信費」がいくらかを確認することから始めましょう。
格安SIMに関する不安や誤解は、「なんとなく」で放置されがちです。
けれど、一つひとつ知っていけば、実はそれほど大きなハードルではないことに気づけると思います。
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