住信SBIネット銀行と楽天銀行、家計管理におすすめなのはどっち?|目的別にわかる選び方ガイド

この記事のゴール

この記事では、住信SBIネット銀行と楽天銀行の違いを詳しく比較し、どちらがあなたの家計管理に適しているかを目的別にわかりやすく解説します。

目次

「どれを選べばいいの…?」|ネット銀行の最適解を探して

前回の記事では、ネット銀行に対する不安や誤解についてお話ししました。

  • 「通帳がないと不安」
  • 「セキュリティが心配」

――そんな声にひとつずつ向き合いながら、実はネット銀行はとても安心して使えるということを丁寧に解説しました。

そうなると、次に気になってくるのは「どの銀行を選べばいいの?」ということかもしれません。

今では選択肢も増えましたが、とくに名前をよく聞くのが「住信SBIネット銀行」と「楽天銀行」。どちらも評判がよく、サービス面でも魅力的な銀行です。

でも、使い勝手や手数料、アプリの操作感など、じっくり比べてみると違いもたくさんあるんです。

この記事では、「自分の家計管理スタイルにはどちらが合うか?」という視点で、それぞれの特徴をていねいに比較していきます。

まずは比較表で全体像を確認

サービス項目楽天銀行住信SBIネット銀行
ATM手数料無料回数最大月7回(スーパーVIP)最大月20回(スマプロランク4)
振込手数料無料回数最大月3回(スーパーVIP)最大月20回(スマプロランク4)
他行からの定額自動入金非対応対応(無料、毎月5日または27日)
目的別口座の作成非対応最大10個まで作成可
ポイントプログラム楽天ポイントスマプロポイント(JALマイルなどに交換可)
スマホATM入出金対応キャッシュカード不要で対応
証券口座との連携楽天証券との連携SBI証券との連携(SBIハイブリッド預金)
普通預金金利(2025年6月時点)0.02%0.2%

住信SBIネット銀行の注目ポイント

① 定額自動入金で他行口座からも貯金がラクに

住信SBIネット銀行には「定額自動入金」機能があり、毎月自動で他行から資金を移すことができます。振込手続き不要・手数料無料で、先取り貯金の自動化にもぴったりです。

給与振込先の変更って、会社によっては申請手続きが煩雑だったり、そもそも変更が認められていないケースもありますよね。そんなときに便利なのが、「住信SBIネット銀行」の定額自動入金サービスです。
毎月5日または27日に、他行から指定した金額を手数料無料で自動的に振り替えてくれます。

② 目的別口座でお金を“見える化”

住信SBIネット銀行では、家計の用途に応じて最大10個までサブ口座(目的別口座)を作ることができます。

  • 「生活防衛資金」
  • 「旅行資金」
  • 「教育費」
  • 「車両購入費」

このように目的ごとに分けて管理すれば、必要なお金を見失うことがありません。

各口座の残高はアプリ上で一覧表示されるので、「今どこにいくらあるか」「あといくら必要か」が一目でわかり、貯蓄の進捗管理もスムーズに行えます。結果的に、お金の流れが明確になり、無駄遣いや管理ミスを防ぐことにもつながります。

③スマプロランク制度で、ATMも振込も無料に

住信SBIネット銀行では、「スマプロランク」という独自の制度があり、ランクに応じてATM利用料や他行宛の振込手数料が無料になります。最高ランクに到達すれば月20回まで無料ですが、正直そこまで目指す必要はありません。

注目すべきは、「スマート認証NEO」を登録するだけで自動的にランク2になれること。

これだけで

  • ATM手数料無料回数:5回
  • 振込手数料無料回数:5回

日常的な使い方であれば、この回数で困ることはまずありません。ちょっとした振込やATMの利用なら、手数料のことを気にせずに使えるので、日々の家計管理もぐっと気軽になりますよ。

④SBIハイブリッド預金なら、証券取引もスムーズに

SBIハイブリッド預金を使えば、SBI証券との資金移動が自動化され、両口座間の入出金操作は不要になります。銀行口座の残高がそのままSBI証券の買付余力として使えるため、投資したいときにすぐ注文できてとても便利です。

さらに、SBIハイブリッド預金は普通預金よりも「金利が高め」に設定されているのもポイント。わざわざ資金を移さなくても、アプリ内ですべて完結する使い勝手の良さは、証券取引と家計管理を両立したい方にとって大きなメリットです。

楽天銀行の強みとは?

① 楽天経済圏との相性が抜群

楽天銀行を利用する最大のメリットは、やはり「楽天経済圏」との連携力。楽天市場や楽天カードなどと組み合わせることで、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になり、ポイント還元率がアップします。 普段から楽天サービスをよく使う方にとっては、銀行利用がそのまま「お得」につながるのは大きな魅力です。

② ハッピープログラムで特典が増える

楽天銀行には「ハッピープログラム」という利用実績に応じた優遇制度があります。口座残高や取引件数に応じて「VIP」や「スーパーVIP」といったランクが付き、ATMや振込の無料回数が増えていきます。 特に楽天証券との連携があると、ランクアップしやすくなる仕組みもあり、投資をしている方にはさらに恩恵が大きいと言えるでしょう。

③ アプリの利便性も高評価

楽天銀行アプリは、画面が見やすく操作も直感的と評判です。口座残高や入出金履歴の確認、振込などの基本操作がスムーズに行えます。 ATM利用にはキャッシュカードが必要ですが、アプリとの連携で利便性は十分に確保されています。

まとめ|用途別に選べばネット銀行選びに失敗しない

  • 住信SBIネット銀行と楽天銀行は、どちらも利便性の高いネット銀行。
  • 住信SBIネット銀行は、家計管理・資産形成に強みがある(目的別口座、定額自動入金、SBI証券連携)。
  • 楽天銀行は、楽天経済圏を活用している人にとってメリットが大きい(楽天ポイント、SPU、楽天カード連携)。
  • ATM・振込手数料の無料回数では住信SBIネット銀行が有利(最大月20回)。
  • 2025年6月時点での普通預金金利は住信SBIネット銀行が0.2%と高水準。
  • ネット銀行初心者でも、自分の用途に合った機能を見極めれば、安心して使い始められる。

当ブログ「家計最適化ラボ」では、家計の仕組み化と効率化を重視する立場から、基本的には住信SBIネット銀行を推奨しています。ただし、楽天経済圏を活用している方には楽天銀行も十分に魅力的な選択肢となるでしょう。

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この記事を書いた人

共働き家計アドバイザー/仕組み化ブロガー。
北海道で1児の父として、暮らしとお金を整える実践を発信中。
固定費の見直しや保険整理、NISAなど“ムリなく続く家計管理”がテーマ。

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