スマートホーム化を進めるうえで欠かせない「スマートリモコン」。
今回は、人気の2製品「SwitchBotハブ2」と「Nature Remo」を比較し、実際にSwitchBotハブ2を使っている筆者の体験も交えて、その違いを徹底解説します。
結論:目的に合わせて選ぼう
まずは結論から。
- 家電操作を音声&自動化したい、拡張性も重視 → SwitchBotハブ2
- とにかくシンプルに始めたい、UI重視 → Nature Remo
どちらも高機能なスマートリモコンですが、コンセプトや拡張性に違いがあります。
以下で詳しく比較していきましょう。
基本スペックと機能の違い
項目 | SwitchBotハブ2 | Nature Remo |
---|---|---|
温湿度・照度センサー | ○(リアルタイム通知&自動化) | ○(状態確認可能) |
赤外線リモコン機能 | ○(学習可) | ○(学習可) |
スマートスピーカー連携 | Alexa, Google Home, Siri | 同上 |
スマホアプリ操作 | ○ | ○ |
Matter対応 | ○ | × |
価格帯(2025年時点) | 約8,000〜9,000円 | 約9,000円 |
使用感の違い:我が家の導入例
筆者宅ではSwitchBotハブ2を導入し、以下のような使い方をしています:
- エアコン、照明、サーキュレーター、サウンドバーの赤外線リモコンをすべて登録
- スマホアプリとAlexaで操作可能
- 「おやすみ」と言えば、エアコン・照明・ストーブ・サーキュレーターが一斉にOFF、常夜灯ON
- 起床時刻に合わせて照明ON、自動で明るく
- 温度が28℃を超えたら冷房ON、24℃を下回ったら送風に切り替え(自動化)
- 外出先でも部屋の温湿度を確認、ペットのために温度調整も
導入後は明らかに「生活の質」が向上しました。
手間が減るだけでなく、朝の準備や帰宅時の快適さが段違いです。
自社製品との連携で広がるSwitchBotの拡張性
SwitchBotの強みは、ハブ単体の性能だけでなく「連携できる自社製品の豊富さ」にあります。
スマートロック(SwitchBot Lock)やカーテン、加湿器、サーキュレーター、温湿度計、ドア開閉センサーなど、スマートホームを構成する要素を幅広く網羅。
すべてが同一アプリで管理でき、オートメーションのシナリオ作成もシンプル。たとえば「湿度が40%を下回ったら自動で加湿器をON」「ドアが開いたらライトと暖房をON」といった設定も思いのままです。
将来的に自宅全体をスマートホーム化したい人にとって、SwitchBotは“ハブから始まる拡張性”という大きな魅力があります。
Nature Remoは「シンプル・美しい操作性」が魅力
一方のNature Remoは、製品としてのシンプルさと操作性に定評があります。多機能すぎて使いにくい…という不安がある方や、「まずは最小構成で始めたい」という人にとって、RemoのUIは非常に扱いやすいでしょう。
Philips Hue、SESAME、Qrio Lockなどのスマート機器との連携も可能で、Bluetooth Low Energy対応の開発環境も整備されています。
選び方のポイントまとめ
- スマートホームを拡張していきたい → SwitchBotハブ2
- 操作性重視でシンプルに始めたい → Nature Remo
- センサー連携や自動化重視 → SwitchBotハブ2
- 直感的なUIと家電一括表示 → Nature Remo
スマートリモコンは「家の中の煩雑さを減らす」ための時短アイテム。
あなたの暮らしに合った選択をすれば、その恩恵は日々の生活に確実に現れます。
💡今回のまとめ
- SwitchBotは自動化・拡張性に優れた万能タイプ
- Nature Remoはシンプルで直感的、初心者におすすめ
- 使いたいシーンと家電との相性を考えて選ぶのが正解
- 暮らしの質を上げる“家電のハブ”として、導入する価値は大
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